【英文読解】英語リーディング力アップで脱初心者へ!前置詞/部分否定/関係代名詞など[049]

きほんの英文読解:脱初心者のために知っておきたい きほんの英文読解
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この『きほんの英文読解』のコーナーでは、英文記事の一部を使って、文法解説英文構造の把握重要表現などについて説明します。

また、一通り解説を終えたら、最後に英文を「前から読む」練習を一緒に行いたいと思いますので、是非最後まで見ていただければと思います。

では、早速始めましょう。

英文読解はじめに
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英文精読“Some in US Not Ready to Give Up Face Masks”

記事紹介

今回は、“Some in US Not Ready to Give Up Face Masks”という英文記事の一部を使って英語を学んでいきたいと思います。

以下は今回扱う記事のリンクです。

タイトルは「アメリカではマスクを手放す覚悟ができていない人もいる」といった意味ですね。

では、内容を見ていきましょう。

vaccinate

vaccinate

More than 120 million Americans are now vaccinated against the new coronavirus.

意味の句切りがいいところにスラッシュ(/)を入れています。

まずさらっと触れておきたいのは、コロナ禍で最近よく目にする“vaccinated”という言葉です。

原形は、

vaccinate ~にワクチン接種、予防接種をする

という動詞です。

本文では“are vaccinated”と、ワクチンを受ける側を主語とする受動態になっているので、“ed”がついた過去分詞の形になっていますね。

受動態がよく分からない、という方は是非以下の受動態についての記事をご覧ください。

ちなみに、名詞の形、“vaccine”も是非チェックしておきましょう。

「ワクチン」と発音する日本語とは音もアクセントも全然違うので、要注意の単語ですね。

against

against

次は“against”という前置詞を見ておきましょう。

against ~に対して、~に反対して

ここでは「新型コロナウイルスに対する」つまり「新型コロナウイルスを予防するための」ワクチン接種なわけですね。

全体の意味を取ると、

More than 120 million Americans are now vaccinated against the new coronavirus.

現在、1億2千万人以上のアメリカ人が新型コロナウイルスのワクチン摂取を受けている。

といった意味になります。

across

across

次に進みましょう。

Local officials across the United States are easing social distancing.

最初の“Local officials”というのは、地方自治体の職員や関係者という意味です。実質、ここでは地方自治体そのものを指していると捉えてよいでしょう。

ここではまず、“across”という前置詞をチェックしておきましょう。

across ~を横切って、~の向こう側に、~中に

“across”の基本の意味は「~を横切って」や「~の向こう側に」という位置を表すための意味をまず覚えておくといいのですが、もう1つよく使われるのが「~中に」、つまり「~のいたるところに」という意味です。

ここでは“Local officials across the United States”とありますから、「アメリカ中の地方自治体」が、という感じですね。

現在進行形

現在進行形

次は時制を確認しておきましょう。

Local officials across the United States are easing social distancing.

とあるので、現在進行形ですね。

「be動詞+動詞のing形」で、今起きていることを表しています。

“easing”の原形は“ease”という動詞で、「緩める」とか「緩和する」という意味があります。

現在進行形について詳しく知りたい方は、以下の記事にまとめていますので、是非そちらをご覧ください。

social distancing

social distancing

もう1つ、コロナの流行でよく目にするようになった言葉をさらっとチェックしておきましょう。

social distancing ソーシャルディスタンスを取ること

です。

全体の意味を確認すると、

Local officials across the United States are easing social distancing.

米国中の地方自治体は、ソーシャルディスタンスを取る(というルール)を緩和しつつある。

といった意味ですね。

manyは何を指している?

 manyは何を指している?

次に進みましょう。

And many are dropping measures that require people to wear nose and mouth covers, or masks.

です。

ここではまず、“many”を見ておきましょう。この“many”は何を指しているか分かるでしょうか。

先ほどの文から続いているので、この“many”は“many of the local officials”を指していますね。

「地方自治体の関係者の多くが」という意味です。

現在進行形2

次に、時制を確認しておきましょう。

ここでは“are dropping”となっているので、これも現在進行形ですね。

「be動詞+動詞のing形」です。

ここまでの意味を取ると、“drop”という動詞は「やめる」「取り下げる」、“measures”は「措置」とか「対策」といった意味なので、

And many are dropping measures… そして、多くの地方自治体が措置をやめている…

となります。

主格の関係代名詞 that

主格の関係代名詞 that

では、“measures”の次にある“that”に注目しましょう。

And many are dropping measures that require people to wear nose and mouth covers, or masks.

この“that”はどのような役割で使われているか分かるでしょうか。

これは、「主格の関係代名詞」の“that”です。

“that”以下の節が前の名詞を修飾、つまり説明しています。

And many are dropping measures that require people to wear nose and mouth covers, or masks.

前の名詞にあたるのはここでは“measures”「措置」ですね。これが、関係代名詞によって説明したい語、つまり「先行詞」です。

この関係代名詞“that”以下の部分が“measures”を説明して、「~な措置」となっているんですね。

関係代名詞がよく分からないという方は、以下の関係代名詞についての記事で詳しく説明していますので、是非そちらをご覧ください。

require

require

ではこの関係代名詞“that”の節の中を見ていきましょう。

チェックしておきたいのは“require”という動詞です。

“require”は「~を必要とする」や「~を要求する」という意味の動詞で、今回のように目的語である人とto不定詞を続けると、

require(人)to do (人に)~するよう要求する

という意味になります。

この文では、

require people to wear nose and mouth covers

とあるので、“people”(人々)に“nose and mouth covers”(鼻と口を覆うもの)を着用するよう求めている、ということですね。

or

or

次に“or”も見ておきましょう。

or あるいは、つまり(言い換え)

“or”というと「あるいは」とか「または」という意味がありますが、ここでは「つまり」とか「要するに」といった言い換えの意味で使われています。

And many are dropping measures that require people to wear nose and mouth covers, or masks.

“nose and mouth covers”(鼻と口を覆うもの)つまり“mask”「マスク」ということですね。

全体の意味を取ると、

And many are dropping measures that require people to wear nose and mouth covers, or masks. 

そして、多くが鼻と口を覆うもの、つまりマスクの着用を求める措置をやめている。

といった意味になります。

部分否定

部分否定

次に進みましょう。

However, not everyone in the country is ready to surrender their mask.

です。

ここでは“not everyone”という表現に注目してみましょう。

これは部分否定と言われるもので、

部分否定 すべてが~というわけではない

という部分的に否定する言い方です。

もう少し部分否定について詳しく見ていきましょう。

部分否定2

たとえば、

Not everyone can be the best in their field. すべての人が自分の分野で一番になれるわけではない。

と言うと、“not everyone”の部分が部分否定になっています。

この“not”は文全体を否定しているのではなく、“everyone”を否定しているので、「全員が~というわけではない」という意味になっています。

一方で、たとえば、

No one can know the future with certainty. 誰も未来を確実に知ることはできない。

と言うと、“no one”という言葉は全体否定の表現になります。

完全否定とか、全否定という言い方もできますね。「誰も~ない」という意味です。

部分否定との否定の意味合いの違いをお分かりいただけたでしょうか。

また、“everyone”のように“every”がつく言葉だけでなく、たとえば、

Not all new ideas are good ideas. すべての新しいアイディアがいいアイディアだというわけではない。

という風に、“all”などの全体を表す言葉の直前に“not”をつけても基本的に部分否定の意味になります。

「すべてが~というわけではない」ですね。

では、本文に戻って確認してみましょう。

部分否定3

However, not everyone in the country is ready to surrender their mask.

“not everyone”なので、「全員が~というわけではない」ですね。

この文の意味を取ると、“surrender”という動詞は「放棄する」とか「捨てる」といった意味があるので、

However, not everyone in the country is ready to surrender their mask. 

しかし、その国(アメリカ)にいる全員がマスクをつけるのをやめる覚悟ができているわけではない。

といった意味になります。

ちなみに、ここでの動詞は“is”という単数に使われるbe動詞になっていますね。

“everyone”は「みんな」「全員」という意味なので複数形のイメージがあるかもしれませんが、単数扱いをすることをあわせてチェックしておきましょう。

今回取り上げた表現まとめ

今回取り上げた表現まとめ

ここで、今回取り上げた表現をざっとおさらいしておきましょう。

  • against:「~に対して」とか「~に反対して」という意味の前置詞

  • across :「~を横切って」「の向こう側に」「~中に」という意味の前置詞

  • 現在進行形:be動詞と動詞のing形で、今起きていることを表す時制

  • 主格の関係代名詞that:関係代名詞の節の中で主語の役割をするもので、前の名詞を説明する

  • require (人)to do:(人に)~することを要求する

  • or:今回の文では「つまり」という言い換え

  • 部分否定:「すべてが~というわけではない」という部分的に否定する言い方

 

練習:「前から読む」の実践トレーニング

前から読む

では、一通り解説を終えましたので、最後に一緒に英文を「前から読む」練習をしていきましょう。

「前から読む」コツや重要性については、以下の記事で詳しく説明していますので、気になる方は是非そちらをご覧ください。

では始めましょう。

前から読む1

前から意味のかたまりごとに読んでいきましょう。

More than 120 million Americans are now vaccinated… 現在、1億2千万人以上のアメリカ人がワクチン摂取を受けている

前から読む2

何の(何に対する)ワクチンかと言うと…

against the new coronavirus. 新型コロナウイルスの

前から読む3

次に進みましょう。

Local officials across the United States… 米国中の地方自治体(関係者)は

前から読む4

are easing social distancing. ソーシャルディスタンス(のルール)を緩和しつつある

前から読む5

次に進みましょう。

And many are dropping measures… そして、多くが措置をやめている

前から読む6

どんな措置をやめているかと言うと…

that require people to wear nose and mouth covers, or masks. 鼻と口を覆うもの、つまりマスクの着用を求める

前から読む7

次に進みましょう。

However,… しかし、

前から読む8

not everyone in the country is ready… すべてのアメリカ人が覚悟(準備)できているわけではない

前から読む9

どんな覚悟(準備)ができていないかと言うと…

to surrender their mask. マスクをつけるのをやめる

お疲れ様でした。

どれぐらいの長さを一塊で読むかは、「意味のかたまりごとに前から読む」ができてさえいれば、ご自身のやりやすいように調整してもらえれば結構です。

英語リーディング“Some in US Not Ready to Give Up Face Masks” おわりに

読解おわりに

いかがでしたでしょうか。

実際にどんな風に英語の文法や表現が使われているかに注目して理解すると面白いですし、記憶に定着しやすくなりますよ。

是非いろいろな英文を読んで、理解を深めていってもらえればと思います。

このブログおよびYouTubeチャンネルでは、主にこのような英文読解や重要文法の説明をできるだけわかりやすく行っています。

良かったらまた見に来てくださいね!

この記事を書いた人
Momo

英語講師/翻訳者
英検1級/TOEIC980/全国通訳案内士
2歳児のママ

当サイトおよび同名のYouTubeチャンネル『みんなの基礎英語』で、文法・読解を中心に英語の基礎を分かりやすく説明しています。

しっかりと基礎を身につけ、一生モノの英語力へ繋げましょう!
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コメント

  1. romu419 より:

    すごいわかりやすかったです!ありがとうございます。1個質問なんですけど、前から読んでいくやり方が、あまりうまくできないときってどうしたらいいですか??ずっと文章を無意識に日本語訳しちゃうんですけど・・・💦

    • Momo Momo より:

      ご覧いただき、ありがとうございます😊
      前から読む方法は英語の語順で読むということなので、やはり最初は難しく感じるかと思います。
      短い文でしたら、たとえば“I like you.”を「私は」「好き」「あなたが」のように無理に前から理解しようとする必要はなく、いくつかの語の塊で理解できればOKです。

      慣れるまでは頭に日本語が浮かんでくるのは日本語ネイティブとしては当然なので、全ての文で実践できなくても、長期的に少しずつ練習を重ねてもらえればと思います。
      そうすれば、徐々に読むスピードや理解のしやすさが変わっていくのを実感してもらえるはずです。是非ご自分のペースで頑張ってくださいね💪

      • romu419 より:

        ありがとうございます!!やれるだけ頑張ってみます!!!これからも見続けますね😻

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