【完全イメージ化】関係代名詞とは何かを3つのポイントで超絶わかりやすく解説![024]

根本から分かる!関係代名詞の3つのポイント 話すための基礎文法
関係代名詞はじめに

『話すための基礎文法』、今回は「関係代名詞」についてお話しします。

この記事では、細かいことよりも先にしっかりと理解しておきたい関係代名詞のポイントを3つ、お話ししたいと思います。

では、早速始めましょう。

関係代名詞は何のためにある?

関係代名詞は何のためにある?

関係代名詞というと、who、that、whom、whose、whichといろいろありますね。

では、そもそもこの関係代名詞とは一体何のためにあるのでしょうか?

①どの/どんな○○のことかを説明して対象を絞る

関係代名詞がなかったら…

関係代名詞が無かったら...

the girl who smiled at me 私にほほえんだ女の子

を例に考えてみましょう。関係代名詞の“who”が使われています。

ここでは、もし関係代名詞がなかったら…と考えてみましょう。

“the girl”という語だけでは、その女の子の情報がほぼありませんよね。

会話の流れがあれば分かるでしょうけど、少なくともこの字面だけでは対象を絞ることができません。

そこで、関係代名詞の登場です。

“who smiled at me”という関係代名詞以下の部分があることで、「私にほほえんだ女の子」と、どの子のことか分かるようになります。

つまり、対象が絞られるということです。

関係代名詞が「どの〇〇のことか」明らかにする

ポイント1

これが関係代名詞の1つ目のポイントです。

関係代名詞があることで、どの人のことを言っているか分かるようになりましたね。

つまり、関係代名詞は、どの/どんな○○のことかを説明して対象を絞るという役割をしています。

②名詞の後に置かれて、その名詞を説明する語のかたまりを作る

単純な形容詞とやっていることは同じ

関係代名詞の作る節は形容詞節

次は、この表現の構成を詳しく見ていきましょう。

the girl [who smiled at me] 私にほほえんだ女の子

ここでは、“the girl”が説明したい語、つまり説明を加えたい言葉ですよね。

そして、関係代名詞“who”以下の部分が、“the girl”を説明する語のかたまりです。

この“the girl”、つまり、関係代名詞が説明する語は名詞です。

そして、関係代名詞以下(このような語のかたまりを「節」とい呼ぶ)ですが、これが何の役割をしているかというと、形容詞の役割をしているんですね。

形容詞と聞いてすぐにぴんと来ますでしょうか?

単純な例を挙げると

a beautiful flower 美しい花

というと、“beautiful”が形容詞ですね。

形容詞は、名詞を説明することができる言葉です。

なので、ここでもすぐ後に“flower”という名詞が続いていますね。

先ほどの関係代名詞の節も、この単純な形容詞も、やっていることは同じです。

形容詞の役割、つまり、「どんな」ものなのかを説明しているわけですね。

違いと言えば、“a beautiful flower”の場合は名詞の前に説明する語が置かれていますが、関係代名詞の場合は名詞の後に説明する語が置かれます

これは英語の性質と言えるものです。

細かい説明は後でするのが英語

英語くんと日本語ちゃん

以前別の記事で、英語くんと日本語ちゃんという風に言語を人として考えて、両者の言語の修飾のしかたの違いをお話しました。

日本語の場合は、

私は頭が良くて面白い人が好き。

という感じで、どんな人が好きなのかという修飾語(説明する言葉)は名詞の前に置きますよね。

ですが英語では、説明する語が長い場合は特に、

Ì like girls who are intelligent and funny.(僕は、頭が良くて面白い女の子が好きなんだ。)

という風に、名詞を説明する言葉をその名詞の後ろに置きます

なので、英語の1つの性質の見方として、

  • 結論先行
  • シンプルにいこう
  • 細かい話は後でいい

といったことを挙げることができます。

つまり、関係代名詞などの細かい説明の言葉は後ろに置くわけですね。

関係代名詞は名詞の後を追いかける

ポイント2

ここまでが、関係代名詞の2つ目のポイントです。

関係代名詞は名詞の後を追いかける。つまり、関係代名詞は名詞の後に置かれます。

そして、その名詞を説明する語のかたまり(形容詞節)を作ることになります。

③名詞と関係代名詞の作る語のかたまり=大きな名詞(主語、目的語、補語になる)

全体で捉えてみると…

全体で見ると...

では、次に進みましょう。

先ほど、関係代名詞を含む語のかたまりが形容詞の役割をしていることを確認しましたね。

今度は、名詞と関係代名詞以下を全体で捉えてみましょう。

[the girl who smiled at me] 私にほほえんだ女の子

そうすると、全体では、「私にほほんだ女の子」という意味の大きな名詞になっていることが分かりますでしょうか。

このことが理解できていると、関係代名詞を含む文を読むときも、自分で文を作るときもずっとやりやすくなります。

これ全体で大きな1つの名詞なのですから、当然名詞にできることができるわけです。

たとえば、

The girl who smiled at me is Ana. (私にほほえんだ女の子はアナだ。)

という文は、関係代名詞を含む[The girl who smiled at me]が1つの大きな名詞と捉えられるため、主語になることができます。

また、

I want to see the girl who smiled at me. (私にほほえんだ女の子に会いたい。)

と言うと、先ほどと同様に[The girl who smiled at me]が1つの大きな名詞なので、目的語になれるんですね。

名詞と合わさって大きな1つの名詞になる

ポイント3

これが関係代名詞の3つ目のポイントです。

名詞と合わさって大きな1つの名詞になる。

つまり、名詞と関係代名詞の作る語のかたまり=大きな名詞になるので、主語、目的語、(今回触れませんでしたが)補語になることができます。

関係代名詞の3つのポイントまとめ

関係代名詞まとめ
  1. ①どの/どんな○○のことかを説明して対象を絞る
  2. ②名詞の後に置かれて、その名詞を説明する語のかまり(形容詞節)を作る
  3. ③名詞と関係代名詞の作る語のかたまり=大きな名詞(主語、目的語、補語になる)

今回は関係代名詞の核となるポイントについてお話ししました。

次回以降の記事で、詳しい使い方などについて説明しますね。

続きはこちら↓

この記事を書いた人
Momo

英語講師/翻訳者
英検1級/TOEIC980/全国通訳案内士
スタディサプリ講師(中学講座 - 英語)
2児のママ
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コメント

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