英語の状態動詞と動作動詞の違いや見分け方[011]

状態動詞と動作動詞 話すための基礎文法
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『話すための基礎文法』、今回は「状態動詞」と「動作動詞」についてお話ししていきたいと思います。

状態動詞や動作動詞が何のことかよく分からない、あるいはその違いがよく分からないという方は、是非ご覧いただければと思います。

状態動詞・動作動詞はじめに
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動詞の意味の上での分類

動詞の分類1

動詞については、これまでもお話ししたことがありました。

その際に、動詞は大きく「be動詞」と「一般動詞」に分かれること、そして一般動詞は「自動詞」と「他動詞」に分類できることを説明しました。

しかし、動詞はこれとは別の観点からも分類することができます。

そもそも動詞とは、「人や物事の動作や状態」を表す言葉のことでした。品詞についての記事でお話ししましたね。

なので、この意味の観点から動詞を分類することもできるんです。

それが、「状態動詞」と「動作動詞」です。

状態や動作を表すのが動詞なので、状態と動作に分類できるわけですね。

動詞の分類2

それぞれ詳しくみていきましょう。

状態動詞:同じ状態が長い間続く

まず、状態動詞です。

状態動詞は、「同じ状態が長い間続く」ことを表す動詞です。

状態動詞の説明

たとえば、

I like fish.(私は魚が好きです。)

という文章では、”like”という動詞は「好きである」という状態を表しています。

これは、3秒後にはいきなり魚が好きでなくなるとか、3秒前は魚が好きじゃなかったけど今は好き、といった短期的なことを表しているのではありません。

「一般的に」「普通は」魚が好きだという、基本的に同じ状態が長く続くことを表すのが状態動詞になります。

動作動詞:1つのまとまりの動作や行為

一方で、動作動詞は「1つのまとまりの動作や行為」を表す動詞です。

動詞と聞いてぱっと思い浮かぶものは、だいたいこの動作動詞の方に当てはまるかと思います。

動作動詞の説明

たとえば、”walk”と言うと、「歩く」という行為を思い浮かべることができますよね。

また、”jump”というと、「ジャンプして、着地する」という、1つのまとまりとなっているジャンプという動作や行為を思い浮かべることができるかと思います。

こういった1つのまとまりの動作や行為を表すものが動作動詞になります。

状態動詞と動作動詞の見分け方

具体的な動作が思い浮かぶか

この状態動詞と動作動詞の区別がよく分からないという方は、先ほども少し触れましたが、「具体的な動作が思い浮かぶか」を考えていただければと思います。

動作動詞と状態動詞の比較

“go”という動詞を例に取って考えてみましょう。

「行く」という行為は、簡単に具体的な行為を思い浮かべることができるかと思います。

たとえば、今から

ある目的地に向かって「行く」という行為を始め、30分後にその目的地について「行く」という行為が完了する

という、1つのまとまった行為や動作を具体的にイメージできますよね。

このように、具体的な動作や行為を思い浮かべることができるなら、その動詞は多くの場合、動作動詞に当てはまることになります。

一方で、”live”という動詞はどうでしょうか。

“live”は「住んでいる」という意味の動詞ですが、「住んでいる」ということを考える際に具体的な行為でイメージするのは少し難しいですよね。

たとえば、「今すぐに「住んでいる」という行為を開始して!」と言われたとしても、なかなかできないと思います。

これは、あくまで”live”が「住んでいる」という状態を表す動詞だからです。

このように、具体的な動作や行為をイメージすることができなければ、その動詞は多くの場合、状態動詞に当てはまることになります。

他にも、「感覚(知覚)」を表す動詞であったり、「思考」や「心理」を表すような動詞は状態動詞になります。

ポイント:状態動詞は「基本的には」進行形にできない

ポイント

ここで、状態動詞と動作動詞に関する重要なポイントです。

状態動詞は、基本的には進行形にすることができません。

たとえば、

I don’t believe him. (私は彼のことを信じていません。)

という文章を進行形にして、

I am not believing him.

という言い方はできないということです。

“believe”は「信じている」という状態を表す状態動詞ですから、進行形にはできないわけです。

ただ、このポイントは次の例外とあわせて頭に入れておく必要があります。

例外:一時的な状態であれば、状態動詞も進行形になる

その例外が、「一時的な状態であれば状態動詞も進行形になる」ということです。

状態動詞の進行形の例外

たとえば、

Their children are quiet.(彼らの子供たちは静かです。)

という文章では、be動詞の”are”が使われていますが、be動詞は典型的な状態動詞です。

この現在形の文章は、「いつも」(普通は)その子供たちが静かだ、ということを表しています。

しかし、この文章が進行形になるとニュアンスが変わってきます。

Their children are being quiet.(彼らの子供たちは今は静かにしています。)

という文章では、be動詞の部分が進行形になっていますね。

ここでは、「一時的に彼らの子供たちが静かにしている」という意味になります。

つまり、普段はわんぱくだったりうるさかったりする子供たちですが、「今日」は、あるいは「今この時間」は静かにしているというニュアンスです。

このように、状態動詞でも進行形にできる場合があり、その場合は「一時的な状態」を表しています。

状態動詞にも動作動詞にもなる動詞もある

状態動詞にも動作動詞にもなる動詞

動詞の中には、状態動詞、動作動詞のどちらにもなる動詞もあります

具体的な例を見ていきましょう。

状態動詞にも動作動詞にもなる動詞の例

たとえば、

I have a bag. (私はバッグを持っています。)

という文章では、”have”はバッグを「持っている」、つまり「所有している」という状態を表しているので、状態動詞です。

一方で、”have”は動作動詞としても使うことができ、

I’m having lunch now.(私は今昼食を取っています。)

といった言い方ができます。

ここでの”have”は「昼食を取る」という行為を表していて、”have lunch”という表現の一部であるとも考えることができます。

このような場合の”have”は、動作動詞として進行形にすることができるわけです。

そもそも、この”have”は先ほどのバッグの例のように、「所有している」という意味で使われているのではないですよね。

このように、同じ動詞でも状態動詞にも動作動詞にもなるものも存在します。

状態動詞と動作動詞 まとめ

状態動詞・動作動詞まとめ
  • 状態動詞:同じ状態が長い間続く
  • 動作動詞:1つのまとまりの動作や行為
  • 「具体的な動作や行為が思い浮かぶかどうか」で区別
  • 状態動詞は基本的には進行形にはできない
  • 状態動詞にも動作動詞にもなる動詞もある

今回は、状態動詞と動作動詞について説明しました。

次回以降で時制についてご説明しますが、時制を理解する上でも状態動詞と動作動詞の違いを理解していることは非常に大切です。

なので、しっかりと両者の違いを頭にいれておいていただければと思います。

この記事を書いた人
Momo

英語講師/翻訳者
英検1級/TOEIC980/全国通訳案内士
2歳児のママ

当サイトおよび同名のYouTubeチャンネル『みんなの基礎英語』で、文法・読解を中心に英語の基礎を分かりやすく説明しています。

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