【要注意】あなたは大丈夫?英語学習法で気をつけたい5つのこと[028]

今年こそ本気で英語学習する人が意識するべき5つのこと 英語のあれこれ

今回の『英語のあれこれ』のコーナーでは、英語学習で気をつけたい5つのことについてお話ししたいと思います。

英語学習の息抜きにでもまったり聞いてもらって、何か新しい発見があれば嬉しく思います。

では早速始めていきましょう。

はじめに

1. すぐに結果を求める

すぐに結果を求めると...

まず1つ目は、「すぐに結果を求める」ことです。

例えば、久しぶりに英語学習をやる気になって、1ヶ月寝る間も惜しんで勉強に励んだとしましょう。

そして1ヶ月後、実際に英語を使う機会がやってきました。

勉強の成果を試すとき、「いざ!」と意気込んで挑むと、ペラペラペラペラペラペラ…と、これでもかというネイティブ英語の洗礼を浴びます。

「あんなに勉強したのに分からない…全然言っていることが分からない…!」

という衝撃、そして落胆。

気づけば、あの時の英語学習への気持ちはどこにいってしまったのか。

たくさんの教材が虚しく部屋の隅に散らばっています。

このような経験はないでしょうか?

楽な方法ですぐに結果をほしがるのが人間の性

大半の人は1年でできることを過大評価している

当然、誰でも早く自分の努力の成果を手にしたいものですよね。

できれば楽な道のりで、すぐに理想のものを手にしたいと思ってしまうのは人間の性でしょう。

それを裏付けるかのように、巷には

「1ヶ月で英語耳に!」

「これだけすれば英語が身につく!」

「3ヶ月で英語が話せる!」

などの謳い文句の商品が溢れています。

ですが、言語の習得にはどうしても時間がかかるもの。

あのビル・ゲイツや、世界No.1コーチと言われるアンソニー・ロビンズなどの言葉に、

“Most people overestimate what they can do in one year and underestimate what they can do in ten years (two or three decades).”

「大半の人は1年でできることを過大評価し、10年(20~30年)でできることを過小評価している。」

というものがあります。

1年や、もっと短い年月では自分の思ったような成果はなかなか上げられないものですが、それでも3年、5年、10年と続けていたらどうでしょうか。

そのときには今は想像もできないようなレベルにまで到達しているかもしれません。

◎長期的な視野で取り組む

長期的な視野で取り組む

英語学習は多くの人にとって長い道のりとなります。

道中にはやる気を挫くような、挫折につながるような障害が多くあることでしょう。

それでも1歩1歩進んでいけば、途中でやめてしまっていたら見ることのなかった世界を見ることができるはずです。

早期の挫折を防ぐためにも、英語学習には是非、長期的な視野で取り組んでいきましょう

2. 人と比べる

2. 人と比べる

2つ目の注意点は「人と比べる」です。

たとえば、TOEICのスコアアップを目指して一生懸命英語の勉強に励んだとしましょう。

そして待ちに待ったテストの結果を手にすると、なんと、目標であった730点を取ることができました!

でも、その結果をSNSで投稿しようと画面を見ると、

「頑張ったけど今回は800しか取れなかった…!」

とか、

「全然勉強してないのに940取れた。TOEICってあんまり難しくないんだな」

といった他の人のつぶやきがどんどん目に入ってきます。

すると先ほどの喜んでいた気持ちが冷めてしまって、自分の成果なんて大したことでないかのないように感じてしまいます。

人と比べるのはナンセンスでもったいない

人と比較するのはナンセンス

もしあなたが自分より英語のレベルが上の人を探したら、どれだけ上達したとしても、きっとどこまでも自分より「上」の人が見つかるでしょう。

人と比べることによってやる気がでる人は別ですが、他人との比較を続けていると、

「結局自分の英語なんて…」

と英語学習へのやる気が削がれてしまうかもしれません。

ですが、あなたが自分と比べているその人は、あなたとは環境が違っていたり、学習歴が違っていたり、境遇が違っていたり、経験が違っていたりするのではないでしょうか。

似ているように見えたとしても、あなたと何もかも全く同じな人なんていないですよね。

そういう意味では、他人と比べることでやる気を削がれてしまうのは非常にナンセンスでもったいないことなんです。

◎比較対象は過去の自分にする

比較対象は過去の自分にする

なので、あなたが比べるべきなのは1人だけです。

それは、過去の自分です。

英語学習を始めたばかりの頃や、長く続けている人なら数年前の自分のレベルを思い出してみてください。

昔の学習ノートや英会話の記録、テストの結果、当時は言っていることや書いていることが理解できなかった映画や英文記事などがもし残っているなら、是非今の自分の目で見てみてください。

きっと自分の成長を感じられるはずです。

是非、「比較対象は過去の自分にする」を意識してみてください。

3. ノウハウばかり集める

3. ノウハウばかり集める

3つ目の注意点は「ノウハウばかり集める」です。

たとえば、「何かいい英語の学習法はないかな」と思いながらある本を読むと、

「英語学習には多読が重要!」

と書いていたとしましょう。

「なるほど」とあなたは思います。

しばらくしてまた「何かいい英語の学習法はないかな」とYouTubeを見ていたら、ある英語YouTuberが

「英語を上達させたいなら海外ドラマを見るべき!」

と言っています。

あなたはまた「なるほど」と思います。

しばらくしてまた「何かいい英語の学習法はないかな」とTwitterを見ていると、

「英語学習には単語帳の選択が重要!」

と言っているつぶやきを目にします。

あなたはまた「なるほど」と思います。

そして、同じようなことが何度も何度も繰り返されていきます。

絶対に正解の学習法は存在しない

誰にでもあてはまる絶対に正解の英語学習法はない

そもそも英語学習というのは、学習タイプや学習スタイル、今の英語のレベルや英語学習に割ける時間などの多くの要因によって、その人に適した効果的な学習法が異なります。

英語を学ぶという1つの目的に対し、その方法はいくらでもあります。

つまり、誰にでもあてはまる絶対に正解の学習法など存在しないですし、別の言い方をすれば自分にあった学習法なら何でもいいわけです。

◎ノウハウを実際の行動に移す

ノウハウを実際の行動に移す

ノウハウを知ることが自体が悪いわけではありません。

どれもその人が時間や努力を捧げてきた貴重な体験に基づく情報なわけですから、参考にできるものはどんどん参考にするべきです。

肝心なのは、そこから行動に移すこと。

気になる方法があれば、とりあえず一定期間実際にやってみてください。

そうでないとその方法が自分にあってるいかどうかも分からないですからね。

是非、ノウハウを実際の行動に移してみましょう

4. たまにしか英語に触れない

4. たまにしか英語に触れない

4つ目の注意点は「たまにしか英語に触れない」です。

「今年は英語学習を頑張ろう!」

と決めたけれど、周りに誘惑は多いもの。

気づいたら、1ヶ月に2日しか英語に触れた日がなかった、なんて結果になってしまいます。

英語の割合を増やす

英語の割合を増やすことが重要

日本人で日本に住んでいて英語学習をしていると、多くの場合、日常では話すのも書くのも読むのも聞くのも日本語の生活で、ただでさえ英語に触れる機会は少ないものです。

そのため、この英語の割合を少しでも増やすことが非常に大切なんですね。

◎習慣化する

習慣化する

先ほども触れましたが、英語学習の方法は自分に合った好きなものを選べばいいです。

  • 海外ドラマや映画を見る
  • 通勤中に英語の音声を聞く
  • 英字新聞を読む
  • スマホで動画を見る
  • オンライン英会話をする
  • 読書をする

などや、もちろんこれらの組み合わせでもいいので、まずはやることが肝心です。

そして、それを習慣化するという強い意識を持ちましょう。

できれば毎日少しでも英語に触れることを目指してみてください。

「なかなか習慣化できない!」

という方におすすめなのは、最低限の行動をあらかじめ決めておくことです。

たとえば、

洋書1ページだけでも読む

など、自分の英語のレベルに応じて少しやればできる程度の最低限の行動を決めます。

疲れている日やたくさん時間が取れない日はそれだけでもすればOKとすれば、習慣化のハードルはぐっと下がります。

そして、全くやらないのとこの最低限の行動だけでもやるのでは、雲泥の差があるのです。

5. 完璧を求める

5. 完璧を求める

最後の注意点は、「完璧を求める」です。

例えば、ある程度学習を積み重ね、英語を使用する場面で相手の言っていることがだいたいは分かる、という段階まで来たとします。

でも、上手く英語で答えられるか、自信がありません。

そして、

「間違えるぐらいなら…」

と適当に相槌だけでその場を乗り切ってしまいます。

上達を阻む負のスパイラル

負のスパイラル

もちろん、ペラペラと英語を話せるのには憧れますよね。

ですが、先ほどのように

「今は完璧じゃないから…」

と間違いを恐れて英語を使わないと、経験を積むことができません。

そうなると上達することができず、変化しないのですから自信がつくこともありません。

そして、自信がないから間違いを恐れて英語を使わない、と負のスパイラルにはまってしまいます。

◎発展途上であることを恥じない

発展途上であることを恥じない

世界全体の英語話者の中で、英語が母国語ではないノンネイティブはネイティブよりもずっと多くいます。

ですから、間違いを恐れすぎず、これまで学習してきた成果を試してみましょう。

そうすれば、思っていたよりも自分の英語が伝わって会話が弾む、なんてこともあるかもしれません。

そしてその経験を通して、少しずつ英語のレベルが上がっていくはずです。

発展途上であることを恥じず、積極的に英語を使ってみてください。

英語学習で気をつけたい5つのこと まとめ

まとめ

いかがでしたでしょうか。

今回は英語学習を行なう上で注意してほしい5つのことについてお話ししました。

少し意識を変えるだけでも案外大きな変化につながることがあります。

今回お話した内容が少しでもみなさんの英語学習ライフにプラスになれば幸いです。

おわりに
この記事を書いた人
Momo

英語講師/翻訳者
英検1級/TOEIC980/全国通訳案内士
スタディサプリ講師(中学講座 - 英語)
2児のママ
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に向けて、文法、読解を中心に英語の基礎をわかりやすく説明しています😊
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コメント

  1. かはしこう より:

    初めまして。MOmoさん、とても参考になりました。あなたの動画のレクチャーにしても、本当に分かりやすく、丁寧で、感心させられるばかりです。もっと、もっと早くネットで気づいていたらって思います。(関係代名詞の検索から知ることになりました。)

    あなたなら信頼できると確信します。UPされてる動画勉強します。簡単ですが、挨拶代わりです。

    今後のあなたのご活躍をお祈りします。お体ご自愛ください。

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