【徹底解明】英語の関係副詞とは?使い方や関係代名詞との違いをわかりやすく解説![060]

根本からわかる関係副詞 話すための基礎文法
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関係副詞はじめに

今回は「関係副詞」についてお話したいと思います。

基本の使い方や、使う上でのポイント関係代名詞との違いなどについて説明します。

では早速、見ていきましょう。

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関係副詞の役割

関係副詞に親しみをもつ

「関係副詞」と聞くと、なんだかかたい響きがして難しそう、と感じる方もいるのではないでしょうか。

まずはこの関係副詞に親しみを持てるように、関係副詞とはどのようなものなのかについて確認していきましょう。

関係副詞とは

関係副詞とは1

関係副詞とはどのように使われるものなのでしょうか?

まず、whereという関係副詞を例にして見ていきましょう。

This is the town where I grew up. これは私が育った町です。

という文です。

赤字になっているwhereが関係副詞です。

ここでは、whereの前にあるthe town(町)という名詞が、関係副詞を使うことによって説明したい語、つまり説明を加えたい言葉になります。

そして、関係副詞のwhere以下の部分が、the townを説明する語のかたまりです。

どんな町かというと、「私が育った」町と、the townを説明しているんですね。

少し文法的に踏み込んだお話をすると、関係副詞以下の語のかたまり(このような語のかたまりを「節」と呼びます)は、形容詞の役割をしています。

形容詞というのはどのようなものかというと、たとえば、

a beautiful flower 美しい花

というと、beautifulが形容詞です。つまり、形容詞は、名詞を説明することができる言葉ですね。

なので、ここでもすぐ後にflowerという名詞が続いて、どんな花かというと「美しい」花と、名詞を説明しています。

先ほどの関係副詞の節も、この単純な形容詞も、やっていることは同じです。

ただ、関係副詞の場合は名詞の後に説明する語が置かれます。

この例では、関係副詞があることで「私が育った町」と、どの町のことを言っているか分かるようになっていますよね。

つまり、関係副詞がしている役割は、「どの/どんな○○のことかを説明して対象をしぼる」ということなんです。

まずはこのことを頭に入れてもらえればと思います。

ちなみに、この〇〇にあたる語が関係副詞によって説明したい語で、文法用語ではこれを先行詞と呼びます。

次は、少し別の視点で関係副詞の役割を見てみましょう。

関係副詞とは2

the town where I grew up 私が育った町

では、関係副詞のwhereの前にある名詞、the townが説明したい語、つまり先行詞でしたね。

これを電車の先頭の車両と考えてみましょう。

そしてwhereが関係副詞で、これが始まりとなってI grew upが続き、説明する語のかたまりを作っています。「私が育った」町、ということですね。

これがもう1つの車両です。

ここでは、関係副詞がチェーンのようなものとして2つの車両をつないでいるわけです。

つまり、関係副詞は、説明したい語である先行詞と説明する語のかたまりをつなぐ役割をしているんですね。

関係副詞の先行詞

関係副詞の先行詞

では次に、関係副詞の先行詞に注目してみましょう。

はじめに、関係副詞は「どの/どんな○○のことかを説明して対象をしぼる」という役割をすることをお話ししましたね。

そしてこの〇〇の部分が、何度も繰り返しになりますが、関係副詞によって説明したい語=先行詞です。

関係副詞にはいくつか種類があり、この先行詞によって使える関係副詞が変わります

先行詞が場所を表す言葉であれば、先ほどの例にもあったwhereを使います。

また、を表す言葉の場合は、whenを使います。

そして、理由を表す言葉、これは具体的にはreasonという語になりますが、この場合はwhyを使います。

では、具体的な例を見ていきましょう。

関係副詞の先行詞2

I live in a place where it’s really hot in the summer. 私は、夏は本当に暑い場所に住んでいる。→私が住んでいるところは、夏は本当に暑い。

という文です。

ここでは、a placeが先行詞で、言葉の通り場所を表す語ですね。

なので、関係副詞にはwhereが使われ、どんな場所かを説明しています。

「夏は本当に暑い」場所、ということですね。

次の例を見てみましょう。

I remember the day when I met him for the first time. 私は彼に初めて会った日のことを覚えている。

という文です。

先行詞はthe day(日)ですね。これは時を表す言葉ですから、関係副詞にはwhenを使い、どんな時、どんな日なのかを説明しています。

「私が初めて彼に会った」日、ということですね。

もう1つ例を見てみましょう。

He gave me the reason why he didn’t like it. 彼はそれを気に入らない理由を私に説明した。

です。

先行詞はthe reason(理由)ですね。なので、関係副詞にはwhyが使われ、どんな理由なのかを説明しています。

「彼がそれを気に入らない」理由、ですね。

このように、先行詞によって使われる関係副詞が変わる、ということを押さえておきましょう。

ちなみに、関係副詞は省略されることもあります。

先行詞の省略

先行詞の省略

では次に、関係副詞の特徴的な使い方である、関係副詞の先行詞の省略についてお話しします。

関係副詞自体が省略されることがあるということはつい先ほど触れましたが、面白いことに、関係副詞の場合は先行詞が省略されることもあるんです。

例を見てみましょう。

Tokyo is where he grew up.というと、東京は彼が育った場所だ。

このような表現では、whereの先行詞であるthe place(場所)という言葉が省略されています。

where以下の部分が、先行詞なしでもそれ自体が「~する場所」「~するところ」という意味を表しています。

whereを使うんだから場所の話をしているのは明らかでしょ、という感じですね。

他の関係副詞でも同じことができます。

September is when school starts. 9月は学校が始まる時だ。

ここでは、whenの先行詞であるthe time(時)という言葉が省略されています。

when以下の部分が、それ自体で「~するとき」という意味になっています。

もう1つ例を見てみましょう。

The salary was too low. That’s why I left my job. 給料が低かった。そういうわけで私は仕事を辞めた。

という文です。

こちらも、whyの先行詞であるthe reason(理由)が省略されています。

そしてwhy以下の部分が、それ自体で「~する理由」という意味になっています。

ちなみに、That’s why~やThis is why~という言い方はよく使われる表現で、That’s why~というと、「それが~する理由だ」とか「そういうわけで~する」という1つの表現として定着しています。

このように、関係副詞は先行詞が省略されることがあり、That’s whyなどのように定形表現として定着しているものもあります

要は、こういう形もよく使われるということです。

関係副詞と関係代名詞の違いは?

関係副詞と関係代名詞の比較

ここまで、関係副詞の使い方を見てきました。

最初に、関係副詞の基本の役割として「どの/どんな○○かを説明して対象をしぼる」ということをお話ししました。

ここで、「あれ、それって関係代名詞と同じじゃない?なんか名前も似てるし…」と、関係代名詞との違いが気になった方もいるのではないでしょうか。

では、ここからは関係副詞と関係代名詞を比較して見ていきましょう。

できれば、より理解がスムーズになるかと思いますので、先に関係代名詞についての記事を見ていただくことをおすすめします。

関係副詞と関係代名詞の比較

関係代名詞と比較1

では、関係副詞と関係代名詞を比較していきましょう。

説明のため、文法的に細かいところまで触れる部分がありますが、関係代名詞との違いが気になる方は少しお付き合いいただければと思います。

もう一度、

This is the town where I grew up. これは私が育った町です。

というwhereを使った文を例にしていきましょう。

ここでは、the town(町)という場所を表す言葉が先行詞になっているので、関係副詞のwhereが使われ、どんな場所かを説明しているんでしたね。

このどんな場所かを表す関係副詞以下の部分は、具体的には「その場所で(に)〇〇が~する」という情報がきます。

ここでは、「その町で私は育った」んですよね。

なので、関係副詞のwhereはこのwhere以下の語のかたまりの中で、「その場所で」という意味合いを表しているわけです。

そのため、関係副詞自体はこの語のかたまりの中で副詞の役割をしていることになります。

副詞というのは動詞、形容詞、文全体などを説明する言葉で、例をあげると「いつ、どこで、なぜ、どのように、どの程度」などの補足情報的な言葉が副詞にあたります。

では、whereが副詞の役割をしているということを、もう一度見ていきましょう。

それには、先行詞であるthe townと、whereがつないでいる説明する語、I grew upの関係を考えるといいです。

This is the town where I grew up. これは私が育った町です。

「これは私が育った町です」ということは、

I grew up in the town. 私はその町で育った。

ということですね。

I grew up there.(私はそこで育った)と考えてもOKです。

要は、whereが表しているのは、ここではin the townの意味合いだということです。

「その町で」とか「そこで」というのは、副詞にあたりますから、whereは副詞の役割をしている、だから関係副詞という名前が付けられているわけです。

では、これと同じ意味の文を関係代名詞を使って表してみましょう。

関係代名詞を使うと、

This is the town in which I grew up. これは私が育った町です。

と言うことができます。

先行詞であるthe town(町)は人ではないので、whichが使われています。

では関係代名詞のwhichが作っている語のかたまりの中で、whichはどのような役割をしているかというと、代名詞の役割をしています。

代名詞というのは、名前のとおり、名詞の代わりですね。

代名詞の役割をしているから、関係代名詞という名前がつけられているわけです。

先ほどと意味は同じなので、the townとI grew upの関係を考えると、

I grew up in the town.

と言えます。

関係代名詞は名詞の代わりですから、whichはthe townの代わりをしているんですね。

細かいことを話しましたが、ここでは、それ単体が副詞の役割をしているものが関係副詞代名詞の役割をしているものが関係代名詞ということを押さえておいてもらえればOKです。

では少し視点を変えてみましょう。

関係代名詞との比較2

This is the town where I grew up.

This is the town in which I grew up.

ここでは、関係副詞を使った文の方でwhereである部分は、関係代名詞を使った文ではin whichになっていますね。

ということは、この部分以外がまったく同じなので、ここではwhereとin whichが同じ役割をしていることがわかります。

注目したいのは、下の関係代名詞を使った文の方は、inという前置詞がないと上の関係副詞を使った文と同じ意味にできないというころです。

これはなぜかというと、先行詞であるthe townと関係代名詞whichがつないでいるI grew upの関係性を考えると、

I grew up in the town.

と言えましたよね。

whichはthe townという名詞の代わりでした。そうなると、whichだけではこのinの意味を表すことができません。

なので、こちらの文では、inとwhichが一緒に使われているわけです。

This is the town in which I grew up.

もちろん、使われる前置詞は文の意味によって変わります。

このような関係代名詞と前置詞の組み合わせについては、以下の記事で詳しく説明しています。

よくわからないという方は、是非こちらの記事をご覧ください。

では、関係代名詞の文の方を見てみましょう。

This is the town where I grew up.

関係副詞のwhereは、それ単体でin the townとかthereの意味合いを出せるんでしたよね。

この例でいうと、inという前置詞の意味までもwhereが表す意味に含まれています。

なので、in whereなどと言わなくていいわけです。

説明が長くなりましたが、要は、関係副詞は「前置詞+関係代名詞」の代わりができるということです。

上の文も下の文も同じ意味ですからね。

別の言い方をすると、関係副詞には前置詞の意味が含まれています。

ちなみに、「関係代名詞を使って言えるのなら、関係副詞はいらないのでは」と思う方もいるかもしれませんが、日本語でも、同じ意味を表すにしてもいろいろな表現ができますよね。

また、下の文のように前置詞+関係代名詞を使う方が、フォーマルなかたい響きになるという違いもあります。

関係副詞を使う際の注意点

注意点

では次に、1つ注意点に触れたいと思います。

This is the house where he built.

This is the house which he built.

この2つの文、一方は間違っているのですが、どちらかわかるでしょうか。

「これは彼が作った家です。」と言いたいわけですが、この場合はwhereは使えません。

「あれ、先行詞のthe house(家)は場所を表す言葉だからwhereが使いそうだし、人ではないから関係代名詞のwhichもどちらも使えそう」と思った方もいるのではないでしょうか。

こちらも、先行詞(the house)と関係副詞や関係代名詞がつないでいる語のかたまり(he built)の関係性を考えてみましょう。

He built the house. 彼がその家を作った。

と言えますよね。

関係代名詞はこの語のかたまりの中で名詞の代わりをしているわけですから、ここではthe houseを指しています。

He built the house.という文を作るのに前置詞は必要ないですよね。

前置詞が必要ないとうことは、関係副詞では言い換えられないということです。

先ほど確認したように、関係副詞は「前置詞+関係代名詞」と同じ役割でしたからね。

なので、場所を表す言葉だからいつもwhereが使えるというわけではありません。

このように、先行詞によって、関係代名詞を使うか関係副詞を使うかが決まるわけではないということを是非覚えておきましょう。

関係副詞の豆知識

関係副詞の豆知識

ここからは、さらに関係副詞のことを知りたいという方向けの追加の豆知識をご紹介します。

「もう関係副詞はお腹いっぱい!」という方は、最後に今回の重要ポイントのまとめがありますので、そちらだけでもチェックして行ってもらえればと思います。

では、見ていきましょう。

howの使い方

howの使い方

1つ目は、howの使い方についてです。

さきほど、関係副詞は先行詞が省略される使い方があるとお話ししましたね。

たとえば、

That’s why I left my job. そういうわけで私は仕事を辞めた。

といった文です。

ここでは本来のwhyの先行詞であるthe reason(理由)が省略されていて、why以下の部分がそれ自体で「~する理由」という意味になっています。

That’s why~というと、「それが~する理由だ」とか「そういうわけで~する」という意味のよく使われる1つの表現になっているとお話ししましたね。

同じような使い方ができるものとして、実はhowという関係副詞もあるんです。

This is how they live. このようにして彼らは暮らしている。

という文を見てみましょう。

howは方法や様態(どのように)ということを表すのに使われます。

こちらも、how以下がそれ自体で「~する方法」や「~するやり方」という意味を表しています。

そして、このThis is how~という言い方は、先ほどのThat’s whyなどと同じように、1つの定形表現になっています。

「これが~する方法(やり方)だ」とか「このようにして~する」という意味です。

ではなぜ、このようにhowだけ他の関係副詞と切り離して説明しているかというと、howには他の関係副詞とは異なる点があるからです。

それは、howはいつも先行詞なしで使われるということです。

注意点として見ていきましょう。

方法という意味を表す英単語はwayなのですが、

This is the way how they live.

のような、wayを先行詞にして、関係副詞のhowを使ってどんな方法かというと「彼らが暮らす」方法、という言い方はできません。

でも、whereやwhen、whyは先行詞と一緒に使うことができましたよね。

ただ、関係代名詞を使って、

This is the way in which they live.

ということはできます。

このように、howはいつも先行詞なしで使われるということを意識してもらえればと思います。

thatによる代用

thatによる代用

では2つ目です。thatによる代用について見ていきましょう。

たとえば、

There was nowhere that I could share my experience with other people. 
私が他の人と自分の経験を共有できる場所はどこにもなかった。

という文を見てみましょう。

ここではnowhereという、「どこにもない」とか「どこにもない場所」という場所を表す言葉が先行詞になっています。

そして、that以下がそれを説明して、他の人と自分の経験を共有できる場所がない、といった意味を表しています。

本来、場所を表す言葉に使われる関係副詞はwhereですが、このように関係副詞にthatが使われることもあるんですね。

nowhere whereとは言いにくいですから、特にこのような場合はthatを目にすることが多いかと思います。

他の関係副詞でも同様です。

たとえば、

He gave me the reason that he didn’t like it. 彼はそれを気に入らない理由を私に説明した。

という文を見てみましょう。

先行詞がthe reason(理由)で、that以下が「彼がそれを気に入らない」理由と、どんな理由かを説明しています。

理由が先行詞だと本来はwhyを使いますが、thatでも同じ意味を表せるんですね。

このように、関係副詞としてthatが使われることがあるということを頭の片隅にでも入れておくと、実際にこのような表現に出会ったときに理解しやすいかと思います。

ちなみに、thatは省略されることが多いです。

関係副詞の使い方 まとめ

おさらい

最後に、今回の内容で特に重要な点のおさらいをしておきましょう。

  • 関係副詞はどの/どんな〇〇か説明して対象をしぼる
  • 先行詞によって使われる関係副詞が変わる
  • 関係副詞は「前置詞+関係代名詞」の代わり

1つ目、関係副詞はどの/どんな〇〇か説明して対象をしぼるという役割をします。

This is the town where I grew up. これは私が育った町です。

では、

the townが説明したい語で、関係副詞のwhere以下が説明する語のかたまりとなり、「私が育った」町と、どんな町かをはっきりさせています。

2つ目、先行詞によって使われる関係副詞は変わります

関係副詞で説明したい語のことを先行詞と呼びますが、これが場所を表す言葉であればwhereを表す言葉であればwhen理由(reason)であれば、whyが使われます。

3つ目、関係副詞は「前置詞+関係代名詞」の代わりです。

This is the town where I grew up.

は関係代名詞を使って、

This is the town in which I grew up.

と表すことができます。

ここでは、whereとin whichは同じ役割をしているんでしたね。

関係副詞おわりに

お疲れ様でした。今回は関係副詞についてお話ししました。

今回説明できなかった関係副詞の別の使い方については、次回以降の記事で扱う予定です。

このブログおよびYouTubeチャンネルでは、主に英文法英文読解の説明をできるだけわかりやすく行っていますので、良かったらまた見に来てくださいね。

チャンネル紹介
この記事を書いた人
Momo

英語講師/翻訳者
英検1級/TOEIC980/全国通訳案内士
2歳児のママ

当サイトおよび同名のYouTubeチャンネル『みんなの基礎英語』で、文法・読解を中心に英語の基礎を分かりやすく説明しています。

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