『話すための基礎文法』、第1回目のテーマはずばり「品詞」です。
「品詞」と聞いて、どんなものかすぐに思い浮かぶでしょうか?
英語の品詞とは単語の種類のこと
品詞とは、単語の種類のことです。
この品詞は、その単語の働きによって以下の10種類に分けることができます。
今回の記事では、まず以下の4つの品詞を見ていきましょう。
- 名詞
- 代名詞
- 動詞
- 形容詞
名詞:人や物事の名前
まずは名詞です。名詞は、人や物事の名前を表す言葉です。
名前の「名」を取って名詞ですね。
たとえば
I’m Pentato.
という文章では、Pentaro(ペンタロウ)は彼の名前なので名詞になりますよね。
人の名前だけでなく、職業、感情、現象、その他のカテゴリーなどの名前は全て名詞になります。
代名詞:名詞の代わり
次は、代名詞です。代名詞は名詞の代わりをする言葉のことです。
「名」詞の「代」わりだから、代名詞です。品詞の名前がその役割を示していますね。
たとえば、
Tom is a teacher.
という文章があるとしたら、この後にTomのことに触れる場合は、Tomではなく代名詞の”he”を使って表すことになります。
He is very kind.
という感じですね。
代名詞の”he”がTomという名詞の代わりをしているということです。
ポイント:主語になるのは名詞か代名詞
文章において、主語になるのは必ず名詞か代名詞です。
代名詞はそもそも名詞の代わりなわけですから、ざっくりと考えるなら、「名詞」が主語になると思えばいいですね。
上の画像では、1つ目の文
I am a doctor.
の主語は”I”、つまり代名詞です。
2つ目の文の
Tom is generous.
では、主語は”Tom”で名詞となっています。
また、3つ目の文、
“My favorite color is blue.”
のように、いくつかの言葉が合わさって1つの大きな名詞(名詞句)を作ることもあります。
“My favorite color”という3語で、「私の好きな色」という1つの名詞を作っているわけですね。
いずれの文章も、主語が名詞あるいは代名詞になっているのがお分かりいただけると思います。
動詞:人や物事の動作や状態
動詞は、人や物事の動作や状態をあらわす言葉です。
動作の「動」で動詞ですね。
どんなものが動詞かが分かりにくいと感じたら、基本的に日本語で「う」の音で終わる動作を表す言葉が動詞であることを知っておくといいでしょう。
英語と日本語は一語一語対応する語があるわけではないのでもちろん例外はあるのですが、どんなものが動詞かをイメージしやすくなると思います。
たとえば、日本語の「歩く」、「住む」、「愛する」などの言葉は、声に出すと最後が「う」の音で終わっていますよね。(aruku, sumu, aisuru….)
英語ではwalk, live, loveですから、日本語と同様、英語でもこれらの語は動詞となっています。
形容詞:人や物事の様子や性質
最後に、形容詞です。形容詞は人や物事の様子や性質をあらわす言葉です。
そもそも形容詞の「形容」という言葉は、
「ものの姿や性質などを、いろいろな言葉・たとえを使って言い表すこと」
という意味ですね。
なので、それがどんなものなのか、どんな性質を持っているのかを説明してあげる、つまり「形容」するのが形容詞の役割になります。
たとえば、
a beautiful flower
と言えば、その花がどんな花なのかを説明しているのが”beautiful”の部分ですよね。
「美しい花」という風に、”beautiful”という形容詞が花の様子や性質を説明しているわけです。
ポイント:形容詞は名詞を修飾する
形容詞について必ず覚えておきたいのは、形容詞には名詞を修飾するという性質があることです。
先ほどの例に挙げた”a beautiful flower”は、”beautiful”という言葉が”flower”という名詞を説明していましたよね。
このように、ある言葉が別の言葉を説明することを、文法では「修飾する」といいます。
英語の品詞を知ろう!Part1 まとめ
今回は10種類ある品詞のうち、名詞、代名詞、動詞、形容詞の4つについて説明しました。
残りの6つについては、次の記事で見ていきましょう。
コメント
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